現役霊能者が贈る、開運コラム
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2021年12月7日
盛り塩で手に入れる開運のパワー
小さなお皿に三角錐、または円錐の形に盛られたお塩を、玄関先やお店の入口で見かけた人は多いと思います。このお塩を「盛り塩」といい、開運に繋がるといわれている昔からある風習です。どうして盛り塩によって運気のアップができるのかというと、それは意味や由来をさかのぼっていくと見えてくるでしょう。
盛り塩の意味
塩が浄化に効果があると昔から伝えられていることは、なんとなく知っている人も多いと思います。そのことから、魔除けや厄払いの意味合いがあると考えられるでしょう。玄関先だと、よくないものが入ってくるのを防ぐために盛り塩が活用されています。部屋の中に置く場合は、外から入ってきた悪い気や、今までに溜めてしまったよどんだ気を浄化してくれるでしょう。
住んでいる人にとってよくない気を消し去ることで、新しく入ってくる良い運気を取り入れやすくなるので、部屋の中に置くこともおすすめです。最近家で過ごしていても、なんとなく疲れが取れないといったことがあるのなら、浄化の意味でも活用してみると良いでしょう。
商売をしているところだと、邪気払いの効果と縁起を担ぐことにも期待しておこなっています。商売繁盛といった意味もあるので、お客さんがたくさん来てくれることに期待して実践しているのでしょう。浄化もできる盛り塩が、縁起も担げるといわれるようになったのは、中国の故事にその由来をさかのぼれます。
盛り塩の由来
塩は、昔から場を清める意味として使われてきました。それでは、今の形になったのは、いつ頃なのでしょうか。実は、平安時代にはすでに人々の間でおこなわれていたという記録があるのです。そしてさらに平安からさかのぼっていくと、中国の王朝に晋と呼ばれる時代がありました。当時の皇帝には何千人もの美女が後宮にいたため、毎日どの女性の元に通うか迷っていたとか。
そこで皇帝が考え出したアイデアが、自分を引いている牛車の牛が立ち寄った女性の元に通うことです。この事実に注目したのが、後宮にいた一人の女性です。牛が塩を好むことを知っていたこの女性が、自分の部屋に前に塩を置き、牛を引き寄せた結果、皇帝から寵愛されるようになったと伝わっています。
草食動物の牛は普段食べている草から塩分を摂れないため、塩が含まれている土や岩などを舐める習性があります。この女性は、牛が塩分を求めることを知っていたのでしょう。これらの言い伝えが盛り塩の由来となり、商売繁盛として縁起が良いといわれているのです。
盛り塩の作り方
冒頭でも少し説明しましたが、ピラミッドのような三角錐と、丸みを帯びた円錐の形があります。作り方は、専用のアイテムに塩を入れて、ぎゅっと固めたあとに小皿に盛りつけるだけです。
盛り塩が作れるアイテムは、ネット通販だとさまざまな道具が販売されています。100円ショップでも購入できるところがありますが、100円ショップの場合だと食器売り場にあるので、気になる人は探してみてください。ここで注意点がありまして、使う塩の種類は普通の食塩だと、サラサラして思うように固まりません。
どうしても食塩しかない場合は、少し水を含ませてから固めてください。盛り塩に適したものは、少ししっとりとした粗塩です。粗塩だとほどよいしっとり感があるので、盛るときに固めやすくなっています。スーパーでも粗塩は購入できますので、お店に行ったときにチェックしてみましょう。
交換する頻度
盛り塩はずっと置いておくものではなく、ある程度の期間が経てば交換しなければいけません。ずっと同じ場所に置いておくと、邪気を吸った盛り塩からよくない気が出てくる可能性があるからです。せっかく開運を期待していても、そのままにしておくことで邪気が溜まってしまうかもしれません。
そのため、面倒だからと置きっぱなしにせず、一週間か二週間を目途に交換するようにしましょう。ただし、何か変だなと感じた場合、例えば崩れてしまったり色が変わってしまったりしたら、すぐに交換してください。
もしかしたら悪い気をたくさん吸ってくれたことで、変化が起きたという意味なのかもしれませんので、早急に新しい塩に交換しましょう。置いていた古い塩の処分は、キッチンで流す方法もありますが、生ごみとして処理するやり方でも大丈夫です。食用として使用しなければ、どのような処分方法でも問題ないでしょう。
浄化の意味があり、縁起も担げる盛り塩は、昔から人々の間で親しまれてきた手軽な開運法だといえます。最近よくない流れを感じる場合でも、運気アップを狙うときでも、気軽に活用できるでしょう。塩と盛るためのアイテムを揃える必要はありますが、運気の向上を期待するなら、ぜひ試してみてください。