今になって女性を好きになった私の縁をきちんと視てもらいました。

わたしは長年、男同士の恋愛にドップリでした。でも、最近気になる女性が現れ、心が揺さぶられ、自分の気持ちが分からなくなり、SPRの霊能者の先生に頼ったのです。
「フローレンです、よろしくお願いします」と女性の先生でした。

「よろしくお願いします」と言うと先生は「ついに運命のお相手に出会えたのですね」と祝福の声。でも男同士の関係はまだ続いていて、その人のこともまだ好きで。そんなわたしに先生は「長く束縛されていたのだからビックリもドキドキもされるでしょう」と。「あなたが女性を好きになるのは自然なことです。男性を好いていらっしゃる気持ちにウソはありませんが、それは気持ちの束縛です、彼とはこの世で終わりにして正解です」。
「でも、彼のことは本当に愛していて」とわたしが言うと先生は一呼吸おかれ、ゆっくりと説明してくれました。

「彼とは幼なじみですね、彼の魂があなたを縛っていたのです、幼少時の心は後につながれます、いわゆる「くせ」や「慣れ」と同じようなものです。あなたはいつもそばにいてくれ守ってくれる彼をいつの間にか恋愛相手にしていたのです。彼は孤独な人で、そばにずっといるあなたを自分のものにしたかったのでしょう、その気持ちが表面化し、「生霊」とも言えますが、あなたを自分のものとしていたのです。その証拠に、今、あなたは素敵な彼女に釘づけですよね、生霊にも勝る彼女の魅力です」。

透視というか念視というのはすごいです。過去の、本当に昔のことまで丸裸にされ、わたしは幼少時のことを思い出しました。確かにわたしはいつも彼と一緒、接触するのも彼、姉妹はいましたが彼に頼り、女性のことなど考えていませんでした。彼とは趣味嗜好も合い、話し相手はいつも彼。姉妹とは今もただ「家族の一員」としか見ておらず、逆に、女性の悪い面を見てきたようなものです。それと違い彼はいつも優しい心をそばに置いてくれていました。

「あなたは今、心を吸い取られるように彼女のことを想っていらっしゃる、本当の「恋」です。彼に愛情はあるでしょうが「恋」とは別物です。あなたは今、彼女に接触したいと思っていますよね、お話ししたい、一緒に食事をしたい、あなたの輝かしい未来は彼女との関係にあります」
「でも彼は、どうしたら…」
「あなたが彼女に近づくことで自然消滅もしますが、お相手のことも考えれば早めに解決されるのが賢明です。あなたご自身から彼に気持ちを伝えるのはお辛いでしょう。わたしからあなたと彼の生霊との縁を切ります」

そう言って先生は念仏のようなものを１分もしない程度に唱えられました。
「これで、彼の気持ちに踏ん切りがつきました。彼も囚われていたのです、自分の生霊に。あなたは自由です、そして、彼女こそが最良の相手です。ずいぶん時間を費やしてこられましたが、逆に、これが本当の気持ちなのだと実感されるはずです」

先生にお礼を言い、わたしは心のままに彼女に告白をし、両想いになれました。お付き合いしています。彼女はわたしの子どもを欲しいと言い、わたしはその心に嬉しさを感じ、そして自分にホッとしています。改めて人を愛している実感です。 彼は自然と距離を取るようになり、不思議なことに「ただの幼なじみ」の関係です。まったくもって不思議ですが、フローレン先生には心から感謝です、本当にありがとうございました。